多くの家庭では、テストや模擬試験で十分な準備をしていても、結果が出ると、その結果をちらっと見て、「良かった」「悪かった」と言うだけになってしまうのではないでしょうか。
一方、テスト結果には成長の指標が含まれています。今回は、お子さんと一緒にテスト結果と向き合い、お子さんの成長につなげる方法をご紹介します。
ポイント1:点数だけでなく「平均点」にも注目する
お子さんがテストで40点を取ったとき、あなたはどう思いますか?お子さんがテストで40点台の答えを手渡したら、どう思いますか?でも、テストの平均点が20点だったらどうでしょう?もし、テストの平均点が20点だったらどうでしょう?
このように、テストや模擬試験によって、平均点が低かったり、極端に高かったりすることがあるのです。そのため、単に数字を見るのではなく、平均点と生徒の得点の差を見ることが必要です。
また、得意科目、不得意科目によって、言うことを変えてあげるとよいでしょう。例えば、苦手な科目で平均点を取るのはかなり大変なので、平均点より少し低い点数でも褒めてあげるとよいでしょう。
ポイント2:「解けたはず 」の難問に絞る
間違えた問題をすべて確認しようと思っても、数が多すぎて確認しきれなかったり、そもそもある問題が難しすぎたりして、途中で諦めてしまう子もいるかもしれません。そのため、復習は 解けたはずの課題」に限定する必要があります。
解答を学習者に返すと、「えっ?」と絶句することが頻繁にあります。この部分は理解できたはずなのに、なぜ間違っているのだろう?このような問題は、ぜひとも調べたいものです。問題を評価する際の基準は3つあります。
(1)ケアレスミスの結果だと思われる問題
(2) 正しく解いたと思ったが、間違っていた問題
(3)解説を読んで理解した問題
この3つの基準のうち、(2)が多ければ(1)だけの問題に絞ります。
逆に、解説を読んでもまだ理解できない問題は、すぐに理解できなくなる可能性が高いです。そのような問題は置いておいて、「できるはずの問題 「を確実に 「できる 」ようにすることに集中しましょう。
ポイント3)失敗の仕方で評価する
どの問題を見るべきかを判断した上で見直すことが重要です。
(1)のケアレスミスに対して、「ああ、ケアレスミスだったんだ」というだけではいけません。そのミスをしないために、具体的にできることを1つ選びましょう。そして、次の試験では、その活動を繰り返し、同じようなケアレスミスをしないようにしましょう。
(2)正解したと思っていたのに解けなかった問題は、解答の一部でしかないことが多い。その部品を見つけ出し、意識して組み立て直すことが肝心です。
(3)の解説を読んで問題が理解できたら、その問題を解くための知識と解法のアプローチが頭の中に入っていることになります。あとは、その解決方法にたどり着くまでの方法を考える必要がありますので、問題の文言をよく読み、問題点と解決方法を意識して検討しましょう。
ポイント4:次回の目標点数を決める
現在のテストの点数+「解けたはず」の問題の点数を、次回のテストの目標点数にしましょう。次回のテストでは単元や分野が変わる可能性があるので、全く同じ条件にはなりませんが、到達できる目標点を意識し、今やっている復習を次のテストでは得点アップにつなげます。
また、次のテストを受ける際にも、この目標点を意識して問題に取り組むことを進めてください。
・まとめ
復習する若者としない若者の違いは、間違えた問題をいかに意識的に復習しているかということです。そのため、復習すべき問題に集中し、意識して解き直し、次のテストでは難問を解けるように意識することが必要です。子供が自分でやるのは大変ですから、「どの問題が正解だった?」と聞いてあげることが肝心です。ケアレスミスをしないためには、どうしたらいいのでしょうか?親が子供と協力しながら判断することが肝心です。